本校の2年生が本格的な病院実習を前にOSCE(オスキー[客観的]臨床能力試験])に挑みました。
OSCEは知識を確認するペーパーテストとは異なり、臨床における対応力(看護技術・判断力・マナー等)を総合的に判断するもので、医学部等で導入されている客観的評価の手法です。
本校においても、今年度より診療看護師の門馬 良明先生にご指導いただきOSCEの導入を始めました。
試験当日は、事前に応募していただいた一般の方に患者役となっていただき、担当した学生の評価にも参加していただきました。
学生は5種類の病気の中から3種類の病気の患者を受け持ち、情報収集から観察・判断して看護を提供することを限られた時間内に行います。
参加した学生のコメント
〇 緊張感を持って学習にとりくむことができました。外部の方が患者役として来てくださり、実際の臨床をイメージすることができました。また、外部の方から率直な意見は、これから領域実習に行く前にとても貴重な経験でした。
〇 疾患に対しての患者さんの訴えに対する観察項目を理解して向き合うことの難しさを改めて感じることができた。今の自分の知識、技術不足を把握できた。
ご協力いただいた患者役の方のコメント
〇 最初は緊張していましたが、午後になると段々余裕が出てきたようです。このような実践的な試験は後になって生きてくると思います
〇 頑張っている学生さんたちが、いつか立派なナースになって職場で活躍してくれることを心より願っています。またの機会がありましたら、ぜひお手伝いさせてください。
すべてが上手くできるわけではありませんでしたが、学生は多くの経験と学びを得たようでした。
当日、ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
学生の皆さんは、この経験をもとに、病院での実習も頑張って来てください。